新築で後悔したことから学ぶ失敗しない新築の建て方についてご紹介いたします。
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  1. 新築で後悔したことから学ぶ

新築で後悔したことから学ぶ失敗しない新築の建て方

新築でよくある後悔①土地選び

土地選び

理想的な土地が手頃な値段で見付かるということは奇跡のようなもので、とかく何らかの弱点がある土地にそれをカバーするような建物を建てる、ということになりがちです。それでも、土地選びに関する後悔というのはやっぱり後を絶ちません。SNSや質問サイトなどに寄せられる後悔の声を、一部ご紹介いたします。

  1. 土が粘土質で雨が降ると浸水する 晴れた日に土地を見に行ったため、雨の日に庭の土がぬかるんでしまうということを知らずに購入してしまったというパターンです。土そのものが粘土質な場合、どれだけ水はけを良くしてもどうしても靴は泥だらけになってしまいます。気になる土地を見付けたら、できれば雨の日にも様子を見に行きたいところですね。
  2. 日当たり良好なのは夏場だけだった 夏至のころになると、太陽の角度は78度もあるため、周囲にかなりの高さがある建物がない限り、とても日当たりのよい土地に見えてしまいます。しかし、夏を過ぎると太陽の角度はみるみる低くなっていくため、周囲の建物の影が敷地内にどんどん落ちて、薄暗い印象に。夏に土地を探す人は要注意です。
  3. 下見に来たときは静かだったのに住んでみたら騒がしい 一定の時間帯や曜日にしかその土地を見ていないと、辺りは静かで条件としては最高だと思い込んでしまいがち。「病院の近くだったため、救急車の音がうるさい」なんてケースも少なくはなく、平日は交通量が多くてうるさかったとがっかりすることもしばしばです。
  4. 大幅に予算オーバーしてしまった 土地にお金をかけ過ぎて、建築にかけられる予算が削られてしまったというのもよくある失敗例のようです。「その分建築費用を削らなければならず、希望の設備や間取りを取り入れられなかった」なんて事態にもなり兼ねませんので、予算配分は慎重に行いましょう。
  5. 隣家の樹木が敷地内に入ってくる 夏になると樹々の成長が著しくなり、敷地をまたいでくることがあります。他にも「隣家の樹木が葉っぱをつけたことで、自分たちの敷地内に入ってくる光がさえぎられるようになってしまった」というようなケースもあります。希望の土地が見付かったら、隣家の様子もあわせて確認するようにしましょう。

いかがでしたか?土地選びに後悔している人の多くは、一定の時刻・季節しか下見できないことが原因で失敗してしまうことが多いようです。気に入った土地が見付かったら、朝、昼、晩と時間帯を変えて、できるだけ何度も足を運んでみると良いでしょう。時間が許すのであれば、駅やスーパーなど近隣施設まで周辺を散策してみるのも、そこでの暮らしを事前に想像できるのでいいかも知れませんね。

新築でよくある後悔②間取り

間取り

新築で後悔していることの中でもダントツに多いのが、この「間取り」に関する後悔です。間取り図は平面なので、それだけでは気付かないこともたくさんあるため、実際に住み始めて、「ああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」と後悔してしまうことが非常に多いのです。ここでは、共通した失敗談をひとまとめにしてご紹介いたします。

  1. 見せたくないものが見えてしまう 「開放的なキッチンにしたら、来客時に散らかった水回りが丸見えだった」「廊下のないオープンな間取りにしたために、来客時にこどもをお風呂に入れたい時などに困る」「浴室、洗面室、トイレを3in1にしたら、来客時に洗濯物のやり場がなく困る」など、来客時の視線を考慮でいていなかったために不便な思いをしているという声は多く聞かれました。設計段階で、来客の視線や、玄関口から中をのぞいた時の視線を図面に書き込んでみて、来客時に見られるところ・隠せるところを事前に確認しておくことが重要です。
  2. 必要な広さを理解していなかった 「脱衣場に洗濯機や洗濯棚を置いたらすごく狭くなってしまった」「玄関に靴箱しか設けなかったので、アウトドア用品を入れる場所がない」「ウォークインクロゼットにタンスが入らなかった」など、部屋や収納の広さでの失敗も多いようです。設計段階で、図面に坪数でなく幅・奥行きの長さを記入して、配置したい家具や収納したいモノのサイズと、部屋の幅・奥行き・高さが合うかどうかなど、事前に確認しておくように心がけましょう。
  3. 位置が悪くて不便 「トイレの照明スイッチが開いたドアで隠れてしまう位置にあり使いにくい」「浴室を2階にしたら、泥だらけの子どもがシャワーを浴びるたびに階段が汚れてしまう」など、生活動線が悪く困っているという人も少なくないようです。設計段階で、家具や家電の配置、起きてから寝るまでの動線など、図面に書き込んでみて、不便なところはないか確かめてみると良いでしょう。
  4. 暑い・寒い 「オープンで広々としたLDKや吹き抜けは冷暖房が効きにくい」「外観のアクセントとして設けた丸窓が西向きで、西日がまぶしく夏は暑い」など、暖気・寒気や光の通り道を考えずに設計してしまったことで、暑さ・寒さといった不便を感じているという声も多く聞かれました。設計段階で、空気や光の入り方・抜け方を工務店に聞いて、日の入る線や風の通る線を図面に書き込んでみるといいかも知れませんね。また、オープンな空間には広さに適した冷暖房器具を設置する必要がありそうです。

いかがでしたか?それぞれの後悔に簡単な回避策をご紹介しましたが、理想の間取りを実現するポイントは他にもたくさんあります。詳しくは以下のページでご紹介していますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。

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新築の間取り失敗例からあなたの生活スタイルに合った間取りを考えるべし

新築でよくある後悔③住宅設備

住宅設備

住宅設備については、「これは要らなかった」と後悔する人が居る一方で、別の人にとっては「あって良かった!」と感じられる優れものである、ということがしばしば起こります。こればかりはご家庭ごとの家族構成やライフスタイル、価値観などにより変わってくるので一概に言うのは難しいですが、ただやっぱり多くの人が共通して「後悔している」というからにはそれなりの理由がありそうです。

  1. ほとんど使わない住宅設備・オプション 「帰る前に暖かい家にできるという、無線LANで宅外からも操作できるエアコンですが、最初の数回使った以来一度も使っていません」「勝手口が採風ドアのスライドガラス仕様になっていますが、防犯で不安があるし、そもそも勝手口を使ったことが一度もありません」など、せっかくお金をかけて追加したはずの設備なのに、結局ほとんど使わずに不要になってしまったという声は多く聞かれます。
  2. 住宅設備をケチって後悔 「キッチンの水栓金具はいちばん安いものを選んだが、シンクの端まで水が流せるようホース式にすればよかった」「天井が高く広めの浴室なので、オプションでお湯が冷めにくいバスタブに変えておけば良かった」「普段からよく使う1階のトイレを最新式にし、2階のトイレは安い便器にしたら、安い便器の汚れやすいこと!両方とも最新式にすれば良かった」など、コストカットのためにグレードを下げると後悔することになる設備は多いようです。

いかがでしたか?「こんな設備を取り入れればよかった!」と後悔している人、反対に「この設備は不要だった!」と後悔している人、あるいは「グレードを下げて後悔している」という人など、施工会社任せにしてしまったことや、下調べをせずに決めてしまったことが原因で、新居での生活で思わぬ不便に見舞われてしまうことがあるようです。毎日使うものは特に、事前にしっかり確認しておくように心がけましょう。

また、反対に「これはあって良かった!」と多くの人が感じている住宅設備についても、別ページに詳しくまとめましたので、ぜひご参考になさってみてください。

あわせてご覧ください
新築の設備でつけて良かったものランキング

新築でよくある後悔④書類不備

書類不備

注文住宅を建てるには、いくつもの書類のやり取りが必要になります。あっちこっちへ忙しく動き回らなければならず、うっかり不備が見付かることも少なくありません。直ぐに修正できるものであれば良いのですが、中には払う必要のなかったお金が発生したり、もらえるはずのお金がもらえなくなったりしてしまう書類もありますので、要注意です。

  1. 必要書類を揃えそびれ給付金がもらえなかった 「給付金」や「エコポイント」などの申請をお願いしている場合、必要書類は早めに準備するように心がけましょう。申請書類が揃わず、締め切られてしまい、本来ならもらえたはずの数十万円というお金をもらえずに後悔することになってしまいます。
  2. 書類をきちんと確認しなかったため責任を問えない 引渡し後、購入した土地に「ガラス片やコンクリート片が埋まっていた」というような瑕疵が発見された場合、「隠れた瑕疵」と言って、買主から瑕疵を改善する対策を求めたり、その費用を請求することができます。しかし、売買契約において、「引渡し後、3ヶ月間のみ瑕疵の責任を負う」というような期間をもうけている売主は大変多く、気付いていたのにうっかり連絡をしないでいたら、土の入れ替え工事費用など自己負担となってしまったというケースもあります。

「給付金」や「エコポイント」などの申請には、必ず締め切りが設けられています。提出日ギリギリになって書類が揃わないといったアクシデントを防ぐために、余裕を持って準備するようにしましょう。また、「売買契約書」などの重要書類には、必ず目を通し、内容を理解しておくよう心がけましょう。

後悔のない新築を建てるには?

後悔のない新築を建てるには?

後悔のない新築を建てるには、やはり家づくりを依頼する工務店選びを誤らないことです。良い工務店は、土地選び、設計、提案、アフターフォローなど、すべての工程において専門的な知識を持ち、総合的にアドバイスすることができますから、あらゆる失敗リスクを回避できると言えます。

もちろんこちらの希望を無視してステレオタイプなアドバイスばかり提案してくるのでは望んだ家を建てることはできませんので、私たちの要望や理想を聞いてくれることも外すことのできない条件ではあります。

しかし、要望を丸ごと採用してしまう工務店は、決してプロとは言えません。実現できる範囲での代替案を提示してくれたり、最適なプランを提案してくれるのが優良な工務店と言えます。

もし、代替案にどうしても納得できないという場合には、デメリットの部分を分かりやすく説明してくれて、そのデメリットを補う方法もあわせて教えてくれる工務店であれば安心です。

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