工務店とハウスメーカーの違いについて解説いたします。
神奈川で最高の家を建てよう!性能自慢の工務店10社徹底比較ナビ
  1. 工務店とハウスメーカーの違い

工務店とハウスメーカーってなにが違うの?それぞれのメリット・デメリットを徹底解説

工務店とは?

工務店とは?

工務店とは、ハウスメーカーと比べて小規模で地域密着型の住宅会社のことです。

  • 経営規模が小さく、狭い地域内で営業している、いわゆる町の工務店
  • 本部が開発した商品や技術を取り扱う、フランチャイズ加盟店
  • 本社といくつかの支店や営業店を設置し、広範囲で営業している中堅ビルダー

など、その形態や規模はさまざまです。工務店にマイホームづくりを依頼するケースでは、お客の要望を聞きながら、オーダーメイドの家をゼロからいっしょに作り上げていくイメージです。

ハウスメーカーとは?

ハウスメーカーとは?

ハウスメーカーとは、日本全国に支店や営業所を持っている大規模な住宅会社のことです。各地の住宅展示場に出展していたり、テレビCMで宣伝していたりするので、積水ハウス、大和ハウス、ミサワホームなど名前を聞いたことがある会社も多いのではないでしょうか。

自社で商品や技術を独自に開発しており、部材や建材、設備などを大量発注することで建築コストを削減しています。

ハウスメーカーにマイホームづくりを依頼するケースでは、設計担当者や営業担当者にお客が要望を話すと、ある程度規格化された中から外観や間取り、設備をカスタマイズしてくれるイメージです。

ハウスメーカーは施工自体を地元の工務店に依頼をするところが多いです。

工務店とハウスメーカーの違いは?

工務店とハウスメーカーの違いは?

工務店とハウスメーカーではその規模や家の建て方、値段の仕組みといったところにさまざまな違いがでてきます。大きく3つに分けて違いをみていきましょう。

対応エリア・規模の違い

工務店が地域密着型で小規模であるのに対し、ハウスメーカーは全国展開しており規模が大きいと言えます。工務店は地域に根ざしている点を活かした、何かあったときにはすぐに駆けつけてくれるようなスピーディなサポート力が強みです。一方、ハウスメーカーは会社が大きいので経営への安心感やブランド力があるといえるでしょう。

自由度・品質の違い

ハウスメーカーは規格化されたプランの中からチョイスして家を作っていくので、細かい部分までは理想通りにならないことがあります。しかし、規格化されているので品質が安定しており、受けられる保証期間も長めです。

一方、工務店は間取りや内装、外装から設備まで自由に設計することができるので、ハウスメーカーでは建てられないようなプランも実現しやすいです。品質や保証については工務店ごとにばらつきがあるので、どこの工務店を選ぶかが重要となってきます。

対応エリア・規模の違い

ハウスメーカーは部材を大量発注したりプランを規格化することでコストを抑えています。しかし、テレビCMや住宅展示場などといった広告費が建築費に上乗せされてくるので、一般的には同じような家を建てたときにハウスメーカーよりも工務店の方が価格は安くなる傾向にあります。

工務店とハウスメーカーのメリット・デメリットは何?

工務店とハウスメーカーのメリット・デメリットは何?

工務店とハウスメーカーがどのように違うかは分かっていただけたかと思います。会社の仕組みや家の建て方など大きく違うので、どちらを選ぶか迷うという方も多いのではないでしょうか。

では、工務店とハウスメーカーのどちらを選んで注文住宅を建てていくか決めるため、それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。

工務店のメリット

工務店で注文住宅を建てる最大のメリットは、自由に理想の家を建てられるということです。建売住宅ではなく注文住宅を検討しているなら、「こだわりの家を建てたい」という方が多いのではないでしょうか。こだわりの家を建てるなら、ハウスメーカーの規格化されたプランよりも工務店の自由なプランニングが適しているでしょう。設備や壁紙なども1つ1つ自分の好きなものをチョイスできますし、収納なども自分の生活に合わせて自由に作ることができます。

ハウスメーカーのように「標準仕様」「オプション」といったものはほとんどないため、追加で思わぬお金がかかってしまうことが少ないというメリットもあります。仕様に制限がないので、狭い土地や複雑な形の土地にも家を建てることができます。

また、ハウスメーカーほど広告宣伝費にお金をかけていないため、両者で同じような仕様の家を建てた場合、工務店の方が価格が抑えられるというコスト面のメリットもあります。

工務店のデメリット

工務店によってその品質や価格、アフターサービスの充実度に大きな幅があります。ハウスメーカーでは工事を別会社が行うのでチェック機能が働き、手抜き工事などを防ぎやすいのですが、工務店では監理を同じ会社で行うためにチェック機能が働きません。

しかし、工務店だからといって品質が保たれにくいとは限らず、地域密着であるため悪評が立ってしまうと仕事にならないため口コミや信頼関係を大切にしている会社が多いのも事実です。工務店を選ぶなら、地域での評判も参考にして選んでいくと良いでしょう。

それから、小規模な工務店では住宅展示場やショールームなどがないため、実際の住宅の完成像をイメージしにくいというデメリットがあります。設計担当者としっかり時間をかけて話し合い、自分の要望を伝えることが大切です。

それぞれの会社が「自然素材にこだわった家」「デザイン性」「災害に強い家」など特色・強みを持っているので、自分の建てたい家のイメージに合った会社を選んでいくと良いでしょう。

ハウスメーカーのメリット

ハウスメーカーの最も大きなメリットは、そのブランド力と会社の大きさにあります。規格化されたプランと、大量に発注した部材によって、一定の品質のものが建てられるという安心感が得られます。

ハウスメーカー内には部材や設備が多く備蓄されているので、補修が必要となった際にも対応がスムーズであることが多いです。各社10年保証や30年保証とアフターサービスが充実しており、会社の経営も比較的安定しているので、自宅を建てた後も長い期間にわたってサポートが受けられます。

また、住宅展示場やショールームなどで実際に建っている住宅を見ることができるので、どのような家が建つのか想像しやすいのもメリットです。自由度の高い設計は難しいですが、多くの人に使いやすいような家をプランニングする力があります。

ハウスメーカーのデメリット

ハウスメーカーは規格化することでコストを抑えているので、規格外のことを取り入れると費用や時間がかかってしまうのがデメリットです。設計の自由度という点ではどうしても融通が効かない点が出てきてしまいます。こだわって家を作りたいという方は、始めからオーダーメイドの家を作れるような住宅会社を選んだ方が良いかもしれません。

広告宣伝費や人件費が多くかかっているので、値段が高いというのもデメリットです。ただし、規格住宅やキャンペーンなどを使って安く済ませられる場合もあるので、大手ハウスメーカーのブランド力や安心感が欲しいという方はそういったものも検討してみると良いでしょう。

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